血管外科
外来担当表
診察 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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血管外科について
閉塞性動脈硬化症、拡張による動脈瘤などを中心とした横隔膜以下の末梢動脈疾患、下肢静脈瘤を中心とした静脈疾患、リンパ浮腫の診断と治療を行います。
医師紹介
医師
谷口 巌
たにぐち いわお
外来担当日
月・火・水・金
専門分野
血管外科
所属学会
三学会構成心臓血管外科専門医機構(名誉専門医) 日本外科学会(認定医・専門医) 日本胸部外科学会(認定医) 下肢静脈瘤血管内焼灼術実施 管理委員会 下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施医、指導医
主な疾患と治療法
下肢静脈瘤
下肢静脈には下肢筋肉に囲まれて奥を走る深部静脈と皮下脂肪内の浅いところを走る表在静脈の2系統あります。
下肢静脈瘤は主にこの表在静脈の病気です。静脈内の弁の閉鎖不全にて表在静脈に重力により静脈血が逆流することが原因です。このため下肢表在静脈が太く蛇行するのでまるでコブのような様相となり静脈瘤と命名されました。この静脈瘤が見た目が悪いので気にする方がいますが、美容的な問題はあっても静脈瘤そのものは弁不全の結果であり体に悪い結果を及ぼすわけではありません。それよりこの静脈に逆流によるうっ血が起こりむくみ、立位にて重かったりだるさが起きます。静脈血がたまり夜間早朝のこむら返りが起きることがあります。さらに皮膚炎をきたし色素沈着やかゆみを起こします。悪化すると皮膚潰瘍を起こすこともあります。皮膚症状がおきれば早期に治療が望ましいです。だるさや浮腫、こむら返りでも毎日の不愉快ですので希望があれば治療します。
以前は入院して皮膚切開して悪い静脈を抜去したり、結紮していましたが、今はほぼ全ての患者さんを外来のみで診断、全例レーザーによる血管内焼灼術で治療しています。治療で日常生活を変える必要はありません。治療後の安静はむしろ悪い合併症のもとですので、通常の生活を継続していただきます。
レーザー血管内焼灼術を他院に先駆けて導入して5年になります。安定した治療成績と合併症なく行えています。局所麻酔のみの治療ですから日常生活を変えることはありません。下肢静脈に異常を感じられている方は気軽にご相談ください。
下肢末梢血管閉塞
慢性閉塞の場合
一般に歩行するとふくらはぎが痛くなる、しびれるなどのため歩行途中に休憩が必要になるとした間欠性跛行がおきます。この間欠性跛行は脊椎管狭窄などの脊椎疾患でも起きますので鑑別が必要になります。安静時痛や皮膚の色が変化していれば早急な加療が必要です。出来れば間欠性跛行の状態での受診が大切です。日常生活レベルとの比較で手術などの侵襲治療は必ずしも必要ないことが多いです。ご相談しながら治療法を検討することが大切だと思っています。
必要なときは血管内治療を第1選択です。当院では放射線科にて行っています。次の選択として手術を行うようにしています。血管内治療も手術も対症療法です術後の経過観察、内科治療の継続が大切です。
急性動脈閉塞
急性に動脈閉塞すると下肢壊死の可能性があります。閉塞部位により緊急な手術が必要になります。急な下肢の痛み、例感出現、変色した場合はすぐに受診してください。
内シャント造設術
慢性腎不全にて血液透析が必要な方で末梢動脈と静脈を吻合する。腎不全が長いと動脈硬化強かったり、静脈が乏しかったりと必ずしも条件が良いわけでないが工夫して穿刺し易い内シャントを計画ししている。自己静脈にこだわっているが必要な時は人工血管を選択しています。
ペースメーカー交換
循環器内科からの依頼で毎年10例前後のペースメーカー交換をしています。