日本赤十字社 鳥取赤十字病院

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手術支援ロボット

鳥取赤十字病院でのダヴィンチ手術実績は350症例以上(2022年11月末現在)

ダヴィンチのメリットとは

腹部に5~8mmの穴を数か所開けて手術するため、出血量は通常の開腹手術と比べて約1/8程度で済むなど、患者さんの負担が少ない手術方法です。

術後の傷口が小さく、術中出血量が少なく体への負担が軽減され、低侵襲です。傷口が目立たないことや、回復が早く退院までの期間が短縮される可能性があります。

ダヴィンチ手術導入経過

 当院は鳥取県東部で一早く、平成26年(2014年)8月より、低侵襲手術支援ロボット(ダヴィンチ)手術をスタートさせ、2022年11月の時点で351例行いました。

 平成30年(2018年)に、第一泌尿器科 小野孝司部長が日本泌尿器内視鏡学会 “泌尿器ロボット支援手術プロクター
に認定されました。

 平成31年(2019年)には、ダヴィンチSを最新機器「ダヴィンチX」に更新し、前立腺がんの他、膀胱がん、直腸がんに対する手術も、保険診療で行っております。

 前立腺がん:20148月~

 膀胱がん:20205月~

 直腸がん:20191月~

 胃がん:20194月~20203

手術実績

年度別ダヴィンチ手術件数

ダヴィンチ手術疾患別件数

202212月時点では胃がんに対してはダヴィンチではなく腹腔鏡手術を行っております。

対象となる症状

泌尿器科

前立腺悪性腫瘍手術、膀胱悪性腫瘍手術、膀胱全摘手術 詳しくはこちら

外科

直腸切除・切断術 詳しくはこちら

泌尿器ロボット支援手術プロクターについて

日本泌尿器科学会と日本泌尿器内視鏡学会は、ロボット支援手術の円滑な導入と安全な普及を目的として「泌尿器ロボット支援手術プロクター」と呼ぶ指導医の認定制度を制定しています。
プロクターとは、ロボット支援手術による十分な経験と実績を持ち、安全に指導できると認定された指導医です。
当院には、泌尿器ロボット支援手術プロクター(手術指導医)が在籍しております。

ダヴィンチXについて

ダヴィンチX

「ダヴィンチX」では、従来アシスタントの医師が行っていた電気メスの設定変更やスコープの角度切替等がメインの術者が手元で出来るようになり、手術がよりスムーズに実施されるようになりました。

また、電気メスが標準搭載されたことにより、組織や臓器を切開したり、切離部分からの出血を止めるような手術器具も使用しやすくなりました。さらに、従来の1.5倍の可動域が確保され、使用鉗子も4㎝~5㎝長くなったことによって治療可能領域が広くなり、患者さんはもとより、執刀する医師の負担も軽減することができます。

ダヴィンチX