患者さんへのお願い
血管に針を刺す処置(採血・注射・点滴など)を受けられる患者さんへのお願い
当院では採血・注射・点滴等を安全に受けていただくため、以下のような取り組みを行っています。
ご理解とご協力をお願いいたします。
≪ご本人の確認≫
患者間違い防止のため、番号・リストバンドの確認や、ご自身のお名前(氏名)を名乗って頂いています
≪下記に該当される方は採血・注射・点滴などの前にご相談ください≫
①アルコール(消毒薬)やテープにかぶれやすい、皮膚が弱い方
⇒アルコール以外の消毒薬・かぶれにくい絆創膏等に変更いたします。
②緊張しやすい、採血や点滴などでめまいや気分が悪くなったことがある方
⇒横になっていただいてから採血・注射・点滴などを行います。
③皮膚炎、乳房の手術後、透析シャントなどがある方
⇒採血・注射・点滴等を行っても可能な部位を検討させていただきます。
≪採血・注射・点滴後の止血≫
★針を刺した部位は5分間程度、もまずにしっかり押さえる必要がありますが、障害などで押さえることが困難な方
★血液サラサラのお薬(例:ワーファリン・プラビックス等)を飲まれている方
⇒圧迫の方法などを検討させていただきます。
採血・注射・点滴などに伴う合併症について
①止血困難・内出血
⇒針を刺した部位は5分間程度、揉まずにしっかり押さえましょう。内出血は1週間程度で自然治癒することが殆どです。
②血管迷走神経反応
採血・注射・点滴前後等に一時的に血圧が低下し、めまい・気分不快・意識消失などをおこす事があります。
⇒緊張や不安が強いと起こりやすく、採血・注射・点滴を始める前から横になっていただきます。
③神経損傷
非常に稀ですが、針先が神経に触れ、神経損傷をきたすことがあります。
⇒血管の近くには神経の走行があり、針を刺した時、鋭い痛みやしびれを感じることがあります。このような症状があったら我慢せず、すぐお申出ください。
また、針を抜いた後も症状が持続する場合も、遠慮なくお申し出ください。
*これらの症状が起きて、診察に要した場合の医療費は、通常の保険
診療扱いとなる事をご了承ください