放射線技術課

概要

放射線技術課は現在、診療放射線技師13名、看護師4名、受付事務1名が所属し、一般撮影をはじめ、X線透視検査、CT、MRI、RI、血管造影、放射線 治療などに従事しています。平成21年3月より院内ネットワークシステムによるフィルムレス運用が開始され、これらの画像データは、外来診察室・各病棟等 の高精細モニターにて閲覧できるようになり、患者さまにフィルムをお持ち帰りいただく手間や待ち時間を軽減し、早く、正確な画像診断が可能になりました。 (マンモグラフィ・歯科用レントゲンを除きます。)また、画像精度の向上と、患者さまの安全、被曝低減を考えながら業務を行い、安心して検査や治療を受けて頂けるよう常に心掛けています。

 

最新機器のご紹介

磁気共鳴診断撮影装置(MRI)

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平成20年4月に東芝社製MRI EXCELART 1.5TのMRIを導入しました。従来の機種より検査騒音が半分ほどになり、架台は短く、開口部は広くなりとても開放的になりました。また、撮影時間の短 縮に伴い楽に検査をうけることができ、早期の脳梗塞の描出や詳しい腹部の検査、造影剤を使用しなくても血管の撮影ができるなど患者さまに優しい装置となっています。

 

血管造影X線診断装置

img02平成20年10月に新しく東芝製の血管造影X線診断装置INFX-8000V Biplaneを導入しました。主に血管造影や心臓カテーテル治療に利用します。 本装置では同時に2方向からの透視・撮影を行うことが可能であり、検査時間の短縮化、造影剤量の低減が図れます。また、既存の装置と合わせて2台に増えましたので、予約検査以外の緊急検査にも24時間対応しています。

 

マンモグラフィ検診施設画像認定試験に合格しました

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平成20年9月に、マンモグラフィ検診施設画像認定試験に合格し、4段階中、最上位のA評価を取得いたしました。

マンモグラフィ検診施設画像認定とは、マンモグラフィ検診の精度を高め維持する事を目的に、乳房撮影装置や実際に撮影されたX線写真、撮影に要したX線量 などを総合的に評価し、乳房撮影に必要とされる基準をすべて満たした施設をマンモグラフィ検診精度管理中央委員会が認定するものです。当院は、検診マンモ グラフィ読影認定医師、検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師、そして今回取得の施設認定と、マンモグラフィ検診を行う3条件が揃いました。

 

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また、マンモグラフィ撮影はすべて女性技師が行っており、女性の方に抵抗なく検査を受けていただいています。

 

《 マンモグラフィとは 》

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乳房のX線撮影のことを、マンモグラフィといいます。(「マンモ」とは「乳房」を意味する「マンマ」からきています。)マンモグラフィは、しこりとして触 れることができない小さな腫瘍陰影や早期乳がんのサインである石灰化(砂粒のように見えるもの)を鮮明に写し出せるのが大きな特徴です。
乳房は全体が柔らかい組織の為、脂肪や乳腺のX線吸収差が少なく、通常のX線装置では撮影することが出来ません。その為、乳房専用のX線装置を用いて撮影する必要があります。撮影する時は、乳房をCC方向(上下)やMLO方向(左右)にはさんで平らに圧迫します。圧迫することにより、被ばく線量が少なくなり、動きによるボケも防止でき、乳腺の微少病変をよりよく抽出することができます。圧迫する時は痛みを伴うことがありますが、良いマンモグラフィを撮影するには、圧迫はどうしても必要なことですので、ご協力よろしくお願いします。

 

吸引式乳腺組織生検装置(マンモトーム)

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当院は鳥取県東部で初めて『吸引式乳腺組織生検装置(マンモトーム)』を導入いたしました。マンモトームとは米国で開発された画像ガイド下で使用する乳房専用吸引式組織生検システムです。マンモグラフィで病変が見つかっても、良性か悪性かを正確に判断することはできません。確定診断をするためには、細胞や 組織の一部を採取して顕微鏡で調べる病理検査が必要です。こういった症例でマンモトームを使用します。マンモグラフィや超音波の画像で病変を確認しながら 針を刺し入れ、針の側面にある吸引口で組織を採取します。乳房内で針が360度回転するため、広範囲の組織を1回の処置で採取することができます。傷口は小さく、外来で行えますので、入院の必要は有りません。

 

乳がん検診のススメ

乳がんは、日本人女性が最もかかりやすいがん疾患です。現在では女性の20人に1人が乳がんになるといわれ、1年間に約4万人の乳がん患者さんが見つかります。乳がんによって亡くなる方も年間約1万人に達し、年々増加傾向にあります。しかし、乳がんは早期に発見されれば約90%が治癒するといわれています。このような現状から、乳がんの早期発見、早期治療を目的として、マンモグラフィと触診による乳がん検診が推奨されています。

 

自己チェックをしましょう

乳がんは身体の表面近くにできるので、観察したり触れたりすることで自分でも見つけることができる数少ないがんのひとつです。毎月、生理が始まって1週間後(閉経後の方は日を決めて月に一回)、乳房の痛みや張りが少ないときに自分でチェックしてみてください。自己チェックを続けることで、ふだんとは違う乳房の変化に気づくことができます。自己チェックの詳しい方法や、しこりを触れるなど少しでも異常を感じたら、当院の乳腺外科にご相談ください。