胃がんと大腸がんー症状や検査、手術ー｜鳥取赤十字病院公式ホームページ

胃がん、大腸がんは、日本人の罹患数、死亡数ともにトップ３に入っており、皆さんにとってそれだけ身近ながんになります。

・健診センターでは、毎日検査を実施しています。
・内視鏡件数は、山陰随一です。（内科実績）
・日本内視鏡外科学会が認定した技術認定医が在籍しています。

胃がん、大腸がんの初期には症状はまったくありません。がんが進行すれば、食欲不振や、倦怠感、腹痛などの症状がでてきますが、そうなってからでは遅すぎます。

早い段階で発見すれば、内視鏡的切除など体への負担の少ない治療を受けることができますので、定期的な検診をお勧めします。

胃がん内視鏡検診では毎日必ず経験の豊富な医師が検診をおこなっています。さらに希望者には苦痛の少ない経鼻内視鏡もおこなっています。

バリウム検査より内視鏡検査のほうが、より早期発見できますし、胃がんの原因といわれるヘリコバクターピロリ菌の診断も可能です。

便潜血検査で陽性となれば、必ず内視鏡検査をうけましょう。

以前他院で大腸内視鏡検査をうけて苦痛がひどく、もう検査はしたくないと思っている方もいらっしゃるでしょうが、当院ではそのような方に対しては鎮痛剤や鎮静剤を投与したり、細径内視鏡を使ってより患者さんの負担を少なくする努力を行っています。

外科では、内視鏡治療の適応とならない胃癌や大腸癌に対して手術を行います。

従来、胃癌や大腸癌の手術は腹部を大きく切開する開腹手術が多く行われていましたが、現在では腹部に小さな穴を開け、胃癌や大腸癌を切除する腹腔鏡手術を大部分の症例で行うことが出来ます。開腹手術とくらべて創がはるかに小さいため、術後の痛みが少なく、日常生活への復帰も短期間で可能です。

当院には鳥取県東部地区で唯一、胃癌と大腸癌それぞれで日本内視鏡外科学会が認定した専門医（内視鏡技術認定医）が在籍しており、この医師が中心となって手術を行っており、安全で確実な腹腔鏡手術を受けて頂くことが可能となっています。

さらに当院では腹腔鏡手術を進化させた手術方法であるロボット手術にも対応しており、希望に応じてロボット手術を受けて頂くことも可能です。

また、高度進行癌に対しては、化学療法や放射線療法と手術をうまく組み合わせながら根治を目指した治療を行っています。