専門薬剤師へのインタビュー

専門分野の薬剤師を目指して

あなたの専門分野を見つけてください。

私たちがサポートします。

最新の薬の知識が必要とされる医療現場では、薬剤師はいつでも医師や医療スタッフから協力を求められます。その要望に応えようとさらなる専門分野を目指す薬剤師は多くいます。鳥取赤十字病院では、専門分野の資格取得サポートに力を入れており、癌化学療法、緩和医療、糖尿病、NST、実習指導、DMAT等の取得者が多く、さらに他の分野にも取り組んでいますので、新人への指導・サポートが充実しています。特に、癌化学療法、NST専門療法士の資格取得のための研修施設にもなっています。

 

サポート体制

鳥取赤十字病院だからこそできるサポート体制があります。

がん専門薬剤師研修施設


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鳥取赤十字病院は、がん専門薬剤師を養成する教育医療機関として認定されており、専門を磨きたい方にとって、最適な研修環境が整っています。

NST研修施設


Exif_JPEG_PICTURE資格取得のためのNST研修施設に認定されています。また、通常のラウンド等だけでなく、毎週モーニングレクチャーが実施されていますので、レベルアップの環境が整っています。

 

専門スタッフインタビュー

各専門分野の薬剤師として活躍している先輩に聞きました。担っている役割、責任、仕事のやりがいとはどんなものか。あなたの目指したい分野はありますか?

 

 スタッフインタビュー 07 がん専門薬剤師に聞く
 スタッフインタビュー 08 NST専門薬剤師に聞く
 スタッフインタビュー 09 緩和薬物療法認定薬剤師に聞く
 スタッフインタビュー 10 日本糖尿病療養指導士に聞く
 スタッフインタビュー 11 感染担当薬剤師に聞く
 スタッフインタビュー 12 認定実務実習指導薬剤師に聞く
 スタッフインタビュー 13 DMAT(災害派遣医療チーム)隊員に聞く

 


 

interview07
患者さん自らがその人らしく目標を持ってもらいたい。

そう願い、日々患者さんと向き合っています。

 

清水 浩幸 ( Hiroyuki Shimizu )

がん専門薬剤師(がん指導薬剤師)、薬剤管理指導(外科)、化学療法


shimizu医療を担う役割分担が重要視され、医師や看護師と協働するチーム医療の充実が期待されています。そのためには薬剤師も幅広い知識と色々な分野で専門的な知識をもち患者さんの治療にあたることが必要とされています。がん治療の分野でも専門的な知識をもった人材が求められ、がん専門薬剤師という資格が設けられました。当院には日本病院薬剤師会のがん専門薬剤師かつ日本医療薬学会のがん指導薬剤師が所属しており、がん専門薬剤師研修施設に認定されております。

がん薬物治療にあたり、患者さんに合った抗がん剤の選択や治療に伴う抗がん剤の副作用の対策を考え支援しています。勿論、安心して治療を受けることができるよう治療の説明も行っています。患者さんにお薬の説明をする際には、ただ薬の説明をするだけでなく、自らが治療とつきあうことができることが重要と考えお話しています。そして、その人らしく目標をもって治療を受けることができるよう、また医師に言えないことや言いそびれたことも安心して話してもらえるよう、日々患者さんと向き合っています。一番うれしいのは、患者さんに「あなたに話を聞いてもらって安心した。」と言われたときです。

 

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interview08

栄養状態の改善によって、

患者さんの笑顔や生きる喜びに繋がることが、

私達の喜びでもあります。

 

大坪 百合子 ( Yuriko Ootsubo )

NST専門療法士、薬剤管理指導(消化器系を主とする一般内科)、NST


ootsubo2最近、腸は第二の脳であり、最大の免疫器官と注目されていますが、その腸を最大限に利用して栄養管理を行い、病気を治療することを目標にしています。

NST(栄養サポートチーム)では、医師、薬剤師、看護師、管理栄養士、検査技師等の多職種が集まって週1回、回診とカンファレンスを行い、入院患者さんの栄養療法を検討しています。当院は認定教育施設なので40時間の臨床実地修練を行うことができ、症例報告、日本静脈経腸栄養学会や教育セミナー等の参加実績、5年以上の実務経験があれば、認定試験を受験することができます。栄養療法の知識と手技を身につけることによって、より幅広い活動が可能となります。栄養状態の改善によって、患者さんの笑顔や生きる喜びに繋がることが、私達の喜びでもあります。これからも自己研鑽と経験を積んで、患者さんの病態や栄養状態に応じた栄養管理を支援していきたいと思っています。

 

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interview09

患者さんはがんの病状進行に伴って

様々な症状が出現しますが、

私たちは個々の患者さんの状態に合わせて、

最適な治療を提案しています。

 

米田 栄子 ( Eiko Yoneta )

緩和薬物療法認定薬剤師、薬剤管理指導、化学療法、緩和医療


人は皆、必ず死が訪れます。最期をどのように迎えたいかという個々の患者さんの希望になるべく沿いたいとチームは考えています。

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がんの患者さんには病状進行に伴って、

  • 食べれない!
  • 痛い!
  • むくむ!
  • しびれる! etc

 

といった症状が現れます。

このような症状は薬物療法で緩和できる場合もありますが、他の方法が良い場合もありますので、チームで話し合いながら個々の患者さんの状態に合わせて、最適な治療を提案していきます。

 

勿論、薬物療法では肝臓・腎臓などの機能が低下しておられる患者さんへの治療薬の選択や相互作用を回避するために薬の変更を提案します。

新規麻薬の発売・鎮痛補助薬発売の時には、具体的な使用方法などの知識の習得が必要ですが、一番大切なことは患者さんに寄り添う気持ちと考えています。

 

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患者さんや患者さんの周囲の人が笑顔になれること、

これが私達の喜びのひとつです。

 

山根 慶子 ( Keiko Yamane )

糖尿病療養指導士、NST専門療法士、薬剤管理指導(糖尿病・透析・一般内科)、NST


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糖尿病治療にもっとも大切な自己管理(療養)を患者さんに指導する医療スタッフとして、チームで患者さんを支えていけるよう、薬に関することはもちろん、生活状況の把握や患者さん個々に応じた対応を心がけています。

また患者さんに関する情報をスタッフ全員で共有し、コミュニケーションを密にとることで、少しでもよりよい血糖コントロールが得られ、合併症への進展を阻止し、患者さんや患者さんの周囲の人が笑顔になれること、これが私達の喜びのひとつです。

毎日欠かすことのできない「食事療法」、なかなか実行が伴いにくい「運動療法」、服用・使用方法や飲み忘れが問題となる「薬物療法」といった生活に密接に関係する自己管理(療養)を長期間継続していくためにチーム一丸となって取り組んでいることにやりがいを感じています。

 

糖尿病は今もそしてこれからも増え続けている疾患です。内科病棟のみならず基礎疾患として糖尿病に罹患している患者さんは沢山おられます。そんな患者さんの役にたつことができるよう、今後後進への指導にも力をいれ、増え続ける糖尿病患者さんへの支援を行っていければと思っています。

 

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消毒薬や抗生物質などは種類が多く、

特徴に合わせて使いこなすには膨大な知識が必要となります。

その専門家である感染制御を担当する薬剤師と治療を行う医師は、

より良い治療を、より多くの患者さんに

提供することが可能となります。

 

西村 清孝 ( Kiyotaka Nishimura )

薬剤管理指導(整形外科・循環器・呼吸器内科)、感染対策、TDM


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病院などの医療機関の中で感染症の治療や予防を行うためには、感染症専門医、インフェクションコントロールドクター(ICD)、感染管理看護師(ICN)や感染制御専門薬剤師(BCICPS:Board Certified Infection Control Pharmacy Specialist)、その他の感染制御専門家(ICP)などからなる感染制御チーム(ICT)を構成し、治療や予防に携わることが望ましいとされています。

現代の消毒薬や抗生物質などは、効果が必ず発揮される利点を持つ反面、使用上の注意を守る必要がありますが、その種類が多く、その特徴に合わせて使いこなすには、膨大な知識が必要となります。医学、薬学、化学が発展した現代において、感染症の分野だけでも、専門家として把握すべき情報量は非常に多くなっています。このため、感染制御を担当する薬剤師の役割と責任はより大きなものとなっています。

肝不全、腎不全、未熟児など、一昔前であればそれだけで死亡していたような合併症を持つ重篤な感染症患者であっても、薬剤師による薬物動態理論や臨床薬理学などを用いて、効果と副作用を併せ持つ強力な抗生物質の投与量を適切に決めることができます。このため、感染制御を担当する薬剤師と共に治療を行えば、より良い治療をより多くの患者に提供することが可能となります。

 

BCICPSは感染制御認定薬剤師の資格であり、感染制御領域に関する学会発表及び学術論文、さらに感染制御専門薬剤師認定試験に合格する等が必要ですが、病院のような感染症のリスクの高い領域で必要な人材です。

薬剤師になって感染症に興味があれば、ぜひBCICPSを目指してもらいたいと思います。

 

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学生指導・新人教育の場で自主的に能力を伸ばすには、教育体系、手法が大切です。

やる気が起きなかった新人も指導者が変われば、自主的にやるようになった。

このように指導者自身の教授錯覚を知り、体験型指導で大きく力を伸ばす。

 

國森 公明 ( Kimiaki Kunimori )

薬剤管理指導(循環器・呼吸器内科)、糖尿病療養指導士、緩和医療、感染対策、副ゼネラルリスクマネージャー


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鳥取赤十字病院の実習システムの特徴は、実習者に期待以上の満足感が得られるよう体験型を多く、また普段の良好な関係を駆使して他職種による多彩な指導を多く取り入れていることにあります。その延長線上が、赤十字血液センターでの実習、平成25年度は鳥取生協病院薬剤部の協力によるホスピスでの多職種による体験型実習、鳥取医療センター薬剤部の協力による精神科、結核病棟での実習など、体験型実習を2病院とも各1週間ずつ、貴重で役立つグループ実習を行なっています。当院には日本薬剤師研修センター認定の実習指導薬剤師が2名、日本病院薬剤師会認定の実習指導薬剤師が9名と実習に対する知識と訓練を受けた薬剤師が多くいる為、学生教育、新人教育に適した環境があります。更に、当薬剤部には各種認定を取っている薬剤師が多く揃っていますので、これらを駆使して幅広く内容の充実した実習、指導を受けて頂けるのが特徴です。他職種への研修では、医学部4年生に対する各部門による研修、また卒後研修医への研修などを行なっており、薬剤部での体験型を取り入れた研修は好評を得ているほか、救命救急士への研修も要望されています。

 

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interview13
DMAT(Disaster Medical Assistance Team)

″一人でも多くの命を助けたい″

 

廣岡 賢輔 ( Kensuke Hirooka )

薬剤管理指導(外科)、化学療法


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DMATは医師、看護師、業務調整員(医師・看護師以外の医療職及び事務職員)で構成され、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に、急性期(おおむね48時間以内)に活動できる専門的な医療チームです。

阪神・淡路大震災では、初期医療体制の遅れが考えられ、平時の救急医療レベルの医療が提供されていれば、救命できたと考えられる「避けられた災害死」が500名存在した可能性があったと後に報告されています。

この阪神・淡路大震災で災害医療について多くの課題が浮き彫りとなり、その教訓を生かし、各行政機関、消防、警察、自衛隊と連携しながら救助活動と並行し、医師が災害現場で医療を行う必要性が認識されるようになりました。

私は東日本大震災で日赤救護班として活動を行いました。それから、災害医療に関わりたいと思い、DMAT養成研修に参加することになりました。

DMATでは薬剤師も業務調整員となりますが、災害時にはもちろん医薬品も持っていきます。そのため、医薬品のチェック・管理も必要であり、hirooka4DMATの中で薬剤師としての専門性が役に立つことがまだまだあると思っています。

いつ起こるか分からないのが災害です。日常から訓練や研修等に参加すると、普段の業務とは全く違う世界が待っています。そのような訓練や研修は「機転、判断力、思考力」など日常業務にも関与する重要なスキルを磨くことができると思います。災害医療に携わりたい、目指したい薬剤師はぜひ一緒にやってみませんか。

 

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